公開日: 2019年9月25日 - 最終更新日:2019年9月27日

下痢の時はどのようにヤクルトを飲む?

中尾美穂
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「下痢の時にヤクルトって飲んでもいいの?」たくさんのお問合せがある質問です。おなかを下してしまい下痢の時に乳製品をおなかに入れると余計に下痢になるのでは?と不安になりますよね。今回はそんな不安・疑問にお答えします!

下痢の原因と種類

下痢の原因は、消化不良や感染症などさまざまです。便の水分含量が85%以上になり、泥状や水状の便が出ている状態が下痢です。下痢には、腸内へ水分が分泌される場合と、水分の吸収が間に合わない場合の2種類があります。

【主な下痢の種類】

①浸透圧性下痢・・・難消化性のものや油っこいものの食べすぎによる消化不良、乳糖不耐症など

②浸出性下痢・・・細菌やウィルスの感染により起きた炎症で腸壁から水分がにじみ出てくる

③分泌性下痢・・・病原菌が出す毒素やホルモン異常のため腸内に水分が分泌される

④腸管運動亢進性下痢・・・緊張やストレスを感じ大腸の運動が活発になり水分吸収が間に合わなくなる

下痢の時にヤクルトを飲んでも大丈夫?

答えは「YES」飲んでも大丈夫です。下痢の時にこそヤクルトをお飲みください♪

ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株は、生きて腸まで届いて腸のぜんどう運動を正常化し、便の水分調節をしてくれるからです。実は、ヤクルト整腸薬と飲むヤクルトの乳酸菌は同じものを使用しています。整腸薬の成分は主に乳酸菌やビフィズス菌です。ヤクルトには生きたまま腸に届く生きた乳酸菌が入っています。

どちらも腸のぜんどう運動を正常化し、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えることで便通を正常化する働きがあります。また小児急性下痢症に対する「ヤクルト」の予防効果が確認されています。
https://www.yakult.co.jp/news/article.php?num=495

下痢の時は常温でヤクルトを飲もう

下痢の時にヤクルトを飲んでも大丈夫ですが、ひとつだけポイントがあります!

下痢をしているときはおなかが敏感になっているので冷蔵庫から出してすぐに飲むのではなく、人肌程度にしてからゆっくり飲むのがおすすめです。もちろんヤクルトは要冷蔵ですので、冷蔵庫で保冷管理はしておいてくださいね♪乳酸菌シロタ株は温めると死んでしまうので電子レンジでチンはしないでくださいね。

また、急性の下痢や嘔吐を起こしている場合、嘔吐症状が治まるまでは無理をせず、食事がとれるようになってきた様子をみながらお飲みくださいね。下痢になると排便回数が増え、体内の水分が体から失われていきます。スポーツドリンクや経口補水液などで水分補給を行い、脱水を起こさないようにすることも大切です。

まとめ

下痢の時は人肌程度の液温になってから、ゆっくりとヤクルトをお飲みくださいね♪
ヤクルトの効果などは商品紹介ページを是非ご覧ください♪
ヤクルト商品サイト:https://www.yakult.co.jp/y400/?w=600&h=560&b=no

また、ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株を継続的に飲用し、日頃からおなかの調子を整えておくことで、冬場にかけて流行してくるノロウィルスやインフルエンザといった感染症予防に備えておきましょう!

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中尾美穂

【管理栄養士、栄養教諭】 栄養教諭として学校給食管理、食育指導の経験を経て、2008年に入社。 GR(グットリレーション)推進室に所属し、広報としてヤクルト製品情報やお客様からのお問い合わせ対応、おなかの健康と乳酸菌の関わりについての情報をお伝えしています。主に神戸市西区を中心に、健康お役立ちおもてなし事業のヤクルト工場見学や学校・保育園などで行う出前講座「おなか元気教室」の講師を担当しています。 《得意分野》元気うんちの出し方、おなかの健康づくりのお話
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