緊張したりストレスを感じるとおなかが痛くなるという経験はみなさんもあるのではないでしょうか?なんで緊張する場面やストレスを感じる場面でおなかが痛くなるのかという疑問にできる限りおこたえしますね♪
なぜ緊張やストレスを感じるとおなかが痛くなるの?
試験や会議、デートなど、いざというときにおなかの調子が悪くなった経験はありませんか?
ストレスと腸は深い関係にある!?
実はストレスと腸は深い関係があることが分かっています。「第二の脳」と呼ばれる腸。大腸には脳とおなじく神経細胞が数多く散らばっており、「脳腸相関」と呼ばれるネットワークでつながっています。脳が不安や焦り、プレッシャーなどのストレスを感じると自律神経を通じてすぐに腸に伝わって、便秘や腹痛・下痢を引き起こします。逆に下痢や便秘などの腸の不調は、自律神経を介して脳のストレスになってしまいます。
特に環境や気持ちの変化が起きやすい時期は、いつも以上におなかの健康に注目しておくことが大切です。
脳腸相関とは?
脳と腸がお互い密接に影響を及ぼしあうことを脳腸相関といいます。脳がストレスを感じているときは、おなかの調子も崩れてしまい、逆に腸の状態がいいときには、脳もリラックスできるといわれています。ストレスを感じるとおなかが痛くなったり便意を催すのは脳が腸にストレス刺激を伝えるからでしたよね。
最近では、腸内に常在する細菌も脳の機能に影響を及ぼすという研究が注目を集めていて「脳-腸-微生物相関」という言葉も提唱されています。
腸内の良い菌が少ないとうつ病リスクが高い!?
国立精神・神経医療センターとヤクルト本社の共同研究グループは、大うつ病性障害患者43人と健常者57人の腸内細菌について、良い菌であるビフィズス菌と乳酸菌の数を比較しました。うつ病患者群は健常者群と比較してビフィズス菌の菌数が有意に低いこと、そしてビフィズス菌・乳酸菌ともに一定の菌数以下の人が有意に多いことが明らかになりました。
その結果から良い菌が少ないとうつ病リスクが高まることが示唆されました。腸内細菌と心の持ち方に対する関係を解明するために、現在も調査、研究が行われています。
管理栄養士が教えるストレス対策のコツ!
ストレスの強い体をつくる栄養素は①ビタミンB群・ビタミンC②たんぱく質③カルシウムがあげられます。もちろんストレス発散には、趣味やスポーツなどの気分転換と抗ストレス作用のある栄養素の充分な摂取が役に立ちますよ♪
- ビタミンは抗ストレスホルモンの生成に必要な栄養素です。特にビタミンCはストレスを感じた時に、多く消費されてしまします。
- たんぱく質は主に肉・魚・卵類・乳製品・大豆製品などから摂取してくださいね。ストレスを感じるとたくさんのたんぱく質が分解されてしまうからです。
- カルシウムと一緒に豆類や海藻類などに豊富に含まれるマグネシウムをとると、カルシウムの吸収と代謝を助けてくれますよ♪
ストレスを感じると多くの栄養素が使われるので、ぜひ毎日の食事にプラスしてストレスに強いからだをつくりましょう!
まとめ
試験や会議、デートなど、いざというときにおなかの調子が悪くなるのは、ストレスが腸に刺激を与えているからでしたね。脳と腸は密接な関係があります。緊張する場面や、ストレスを感じる場面はこれからも避けることができないかもしれません。あらかじめ自分の体調管理、特に腸の健康に注目しておくことがリラックスにつながります。はつらつとした毎日を送るために毎日”快腸”でいたいですね♪
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