こんにちは。人づくり推進室の堂山です。最近よく「脳腸相関」という言葉を耳にすることはありませんか?
実は、脳と腸は密接な関係があり影響を及ぼしあっています。腸を元気にしておくと、脳にも良い影響を与えるんです♪今回は、今話題の「脳腸相関」についてお話します!
脳腸相関とは
みなさまは、試験前や大事な会議の前などに緊張でお腹が痛くなったことはありませんか?誰もが経験したことのあるようなこの生理現象は脳が自律神経を介して腸にストレスの情報を与えているからです。
反対に、腸の状態が脳の機能に影響を及ぼすこともあります。脳で感じる食欲には、消化管から放出されるホルモンが関与していたり、腸が病原菌に感染すると脳で不安感が増すと言われていたります。
このように脳と腸は神経を介して情報を交換し、双方向に影響しあっていることがわかりました。その、脳と腸の対話を「脳腸相関」といいます。腸をいつも良い状態にしておくことが、脳にも良い影響を与えます♪
腸は第二の脳
腸は、脳と同じように情報を処理、伝達する役割を担う神経細胞が存在しています。この神経細胞が網のように広がった「腸管神経系」という独自の神経ネットワークにより、腸は脳からの指令がなくても自分で考えて働くことができます。このことから、腸は「第二の脳」と呼ばれています。脳の約1,000億個の神経細胞と腸内の約4~6億個の神経細胞はつながっているんですよ~!!すごい数ですよね!!
脳は消化に関する大半を腸管神経系に任せるよう設計されていることから、腸と脳は絶えず連携し、私たちの健康を担っています。
健康に関する腸の働き
・「消化吸収」 食べ物を消化し、栄養素を吸収する
・「排便」 水分を吸収して便を作り、体外に排便する
・「免疫器官」 外的などから体を守る
・「脳腸相関」 脳と情報を交換する
腸は、脳と情報を交換すること以外にもたくさんの役割を担っています。
最後に
神経を介して密接に関わりあう脳と腸だからこそ、腸をいつも良い状態に保っていることが、脳にも良い影響を与えます。健康のために重要な役割を担っている腸を大切にしましょう。