公開日: 2022年10月4日

乳がんとは|自分でできる乳がんセルフチェックの方法を紹介

堂山聡美
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こんにちは。人づくり推進室の堂山です。「ピンクリボン活動」という活動を聴いたことはありますか?乳がんで命を落とす人を一人でも減らせるよう、検診率を向上させる活動です。10月はピンクリボン月間。乳がんについて正しく知り考える月にしましょう。今回は、乳がんの基礎知識とセルフチェックについてお伝えします。

乳がんとは

乳がんは乳腺の組織にできる「がん」です。約95%が乳管の上皮細胞に発生し、約5%が小葉に発生します。乳管が乳房全体に広がっていることを考えれば、乳がんは乳房のどこにでも発生する可能性があります。なお、乳腺以外の乳房の組織から発生することもあります。実は乳がんは男性に発生することもあり、女性同様多くは乳腺から発生します。

乳がんは早期発見で生存率が高まります

早期の乳がんでは自覚症状がほとんどありません。進行とともに、乳房のしこりを筆頭に、痛み、乳頭からの分泌物、乳頭部のただれ、乳頭の凹凸などの症状が現れます。症状にどれかひとつでも気づいたら、乳がんの専門医に相談して必要な検査を受けましょう。
乳がんから命を守るために早期発見し、治療を行うことが大切です。

乳がん患者さんの約半数が自分で乳房の異変を見つけています

自分で触って偶然見つかる乳がんのしこりの大きさは2cm以上ですが、乳がんのセルフチェックを習慣にすると1cmの大きさにも気付けるようになります。
※乳がんのしこりの発生から1cmまで約5年、発生から2cmになるまでは約8年です。

月一回乳がんのセルフチェックをしましょう

日頃から入浴や着替えの際に、自分の乳房を見たり触ったりして乳がんのセルフチェックを心がけましょう。痛みや変化があった場合は、記録しておくと受診の際役立ちます。

目で見るチェック

①鏡の前で、腕を高く上げてチェックしましょう。

□乳房の大きさや位置に左右差がないか

□ひきつれがないか

□乳房にへこみやくぼみがないか

□湿疹、皮膚の変色がないか

②腕を腰に当てて乳房にしこりやくぼみがないかもチェックしましょう。

手で触るチェック

①4本の指をそろえ、その指の腹と肋骨で乳房を挟むようにして10円玉大の「の」の字を描くように指を動かします。脇の下から乳首までそれぞれ反対側の手で触れ、チェックしましょう。

□乳房のしこりや凹凸がないか

□脇の下の腫れやしこりがないか

□以前より硬くないか

□全体に違和感がないか

②乳房や乳首を指先で搾るようにし、乳首から分泌物が出ないかを調べましょう。

乳がんについてのまとめ

乳がんは普段から自分で乳房の状態を確認することで変化に気づきやすくなります。乳がんは自分で見つけることのできるがんのひとつです。早期発見のためには、月1回の乳がんセルフチェックと2年に1回のがん検診を続けることです。特に、40歳以上の方はマンモグラフィ検診が推奨されています。少しでも変化に気づいたらすぐに専門の医療機関を受診しましょう。

参考:ピンクリボンアドバイザー公式テキスト

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堂山聡美

2018年に入社してから、宅配事業部で営業を2年間経験しました。現場では、お客さまの話に耳を傾け、ニーズにあった商品を提供するよう心がけていました。現在は、人づくり推進室で主に研修や同行、情報誌作成を担当しています。現場で学んだことを生かして、ヤクルトレディが毎日楽しく笑顔で仕事ができるようにサポートしていきます!
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