前回はクラシックのコンサートに足を運ぶ際の服装についてお話しました。
今回は今さら聞けない、拍手のタイミングについて解説します。
オーケストラの場合
オーケストラの交響曲などの場合、例えば第一楽章から第4楽章まであったとします。
基本的には楽章ごとには拍手をせず、第4楽章まで聴き終えてから拍手をする。と言うのが通例です。
しかし第一楽章が壮大に終わって感動!拍手したい気持ちに駆られる!
その気持ち、よく分かります。
そして拍手をしてしまった…!
でも周りの人はしていない…!どうしよう…!
気にしないでおきましょう♪
あなたの拍手から拍手が伝播して広がっていくかもしれませんし
それを嫌う演奏者はいません♪
良いものには拍手を送る。これは自然なことで、むしろ微笑ましく喜ばしいことです。
オペラの場合
オペラの場合は、アリアと呼ばれる独唱の後に拍手が送られることが多いです。
歌唱が素晴らしすぎて拍手が鳴り止まず、仕方なくもう一度そのアリアを演奏する…なんてことも昔の映像では残っています。笑
演奏者は客席からの拍手を何よりの栄養としています。
良いと思ったものには、大きな拍手を送って差し上げてください。
ブーイング
と言っても、良くない演奏ももちろん中にはあります。
海外の劇場では、ブーイングというのは日常茶飯事です。
カーテンコールに出てきた出演者に、演出家に、指揮者に…ブーイングが飛ぶことは珍しくありません。
しかし日本ではまだ劇場でのブーイングに出くわしたことがありませんね。
これはお国柄と国民性の現れだと思いますが、海外のお客様は拍手にしろブーイングにしろ、芸術に対し厳しさと温かさを持っていると感じます。
日本のお客様は温かいので、海外のアーティストはみんな日本が好きだと言います。笑
まとめ
感動すれば拍手をし、面白ければ笑う。
客席でもあなたの感情を表現して良いのです。
堅苦しくなく劇場の空間を楽しんでいただきたい
アーティストはみんなそう思っています。
ただし、演奏中にも関わらず、隣の人と感想を言い合う、コソコソ話をするというのはやめましょう。
劇場は響きやすい空間です。
あなたの声、筒抜けです。笑