こんにちは!人づくり推進室の徳永です。
不安や悩みがある時に、なかなか眠ることができなかった…という経験はありませんか?ストレスと不眠には密接な関わりがあるとされています。
今回はストレスによる不眠について、お伝えしていきます!
ストレスで眠れない?
強いストレスを感じる出来事に遭遇すると、多くの人が数日から数週間続く一時的な不眠を経験します。中には不眠が1ヶ月以上にわたり持続してしまう方も。不眠が週3日以上、3ヶ月以上持続する場合、治療が必要な不眠症の可能性があります。
不眠症とは?
不眠症は、夜眠ろうとしてもなかなか寝つけない(入眠障害)、夜間に目が覚めてしまう(中途覚醒)、熟睡できない(熟眠障害)、朝普段よりも早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)などの状態が1ヶ月以上持続している状態です。 主観的な不眠を有する者は約20%とも言われており、加齢に伴い増加していく傾向があります。
ストレスによる不眠に不眠症になったら
ストレスの多い出来事が続く場合、不眠は慢性化しやすくなります。また、眠れないこと自体への恐怖心から、眠ろうと努力すればするほど、不眠はかえって悪化する傾向があります。
さらに、不眠の慢性化には、不適切な睡眠衛生・習慣が関与すると考えられています。逆に、これらを早めに修正することが、不眠の慢性化を防ぐコツです。
質の良い睡眠をとるために
不眠対処の第一歩は先に挙げたように、不適切な睡眠衛生・習慣を取り除くこと。また、自分流の安眠法を工夫することが効果的です。質の良い睡眠をとるためのポイントをいくつかお伝えします。
就寝・起床時間を一定にする
睡眠覚醒体内時計で調整されています。週末の夜ふかしや休日の寝坊、昼寝のしすぎは体内時計を乱すので注意しましょう。また、平日・週末にかかわらず同じ時刻に起床・就床する習慣を身につけることも大切です。日中に眠気があるときは午後3時前までに30分以内の昼寝をとると効果的です。
自分に合った趣味で気分転換をする
ストレスは眠りにとって大敵です。ストレスをためすぎないように、音楽・読書・スポーツ・旅行など、自分に合った趣味を見つけて上手に気分転換をはかりましょう。
お酒を控える
お酒は睡眠にとって百害あって一利なし。特に深酒は禁物です。寝酒をすると寝つきがよくなるように勘違いしてしまいがちですが、実際の効果は短時間しか続きません。飲酒後は深い睡眠が減り、早朝覚醒が増えてしまいます。
まとめ
ここではストレスで起こる不眠症について取り扱っていますが、不眠の原因はこころや体の病気・薬の副作用など様々で、原因に応じた対処が必要です。自分の今の状況を見極めて、場合によっては病院で相談するようにしてください。
参考文献
厚生労働省 eヘルスネット
知ることからはじめよう こころの情報サイト 不眠症(睡眠障害)
https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=XpsDJBKfyaGD0mIx
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ
https://w-health.jp/climacterium_trouble/insomnia/?selfCheckResult