公開日: 2023年10月5日

意外と知らない子どもの便秘

中尾美穂
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こんにちは。GR推進室の中尾です。
兵庫ヤクルトでは、排便の大切さを伝える食育j事業として、小学生児童を対象とした出前授業「おなか元気教室」を行っています。授業では、ウンチを見ておなかの健康状態を確認したり、おなか元気で過ごすために心がけたい生活習慣についてお伝えしています。出前授業でお伺いする中で、小学生のお子さんの便秘はめずらしいことではなく、だいたい10人に1~2人ぐらいの割合で便秘傾向のお子さんがいらっしゃいます。意外と知られていない子どもの便秘や解消方法について紹介します。

便秘とは

便秘とは、便が長い時間出ないか、出にくいことをいいます。週に3回より少なかったり、5日以上出ない日が続けば便秘と考えます。毎日出ていても、出す時に痛がってないか、肛門がきれて血が出るような場合も便秘です。毎日排便があっても、小さいコロコロの便や、軟らかい便が少しづつ、1日に何回も出ている場合も便秘の疑いがあり、スッキリした排便でない場合は便秘の可能性があります。

子どもの便秘の主な要因

子どもが便秘になってしまう要因の1つとしては、排便を我慢してしまうことが考えられます。学校でトイレに行くのをためらい、タイミングを逃してしまったり、排便の時に痛い思いをした経験があると、次に便意を感じた時に排便を我慢してしまうことがあります。大腸に便が残ってると水分が吸収され、さらに便が硬くなり出しにくくなってしまう悪循環となります。また、食事内容や睡眠や運動といった日頃の生活習慣も要因の1つとなります。新学期が始まり、新しい環境に変わる際は、子どもたちの排便習慣も乱れがちになりやすいタイミングなので注意が必要です。

理想的な便の形は「バナナうんち」

ウンチは、体の健康状態を教えてくれる「お便り」です。理想的な便は、バナナ状のうんちで、色も黄色っぽい茶色、においもあまり臭くないものが、いいウンチです。毎日の排便とともにウンチチェック♪「いいウンチは出てるかな?」、「残念なウンチが出た日は、お家の人にも伝えてね。」と日頃から家族で声をかけたり、ご自身の体調を確認したり、日頃の生活習慣を振りかえる機会としていただければと思います。

便秘解消に心がけたい!おすすめの生活習慣は7つ

1.早寝早起きをする

 

 

2.朝ごはんを食べる

3.野菜や果物を食べる

4.水分をしっかり飲む

5.乳酸菌(発酵食品)をとる

6.運動をする

7.ウンチを我慢しない

まとめ

いかがでしたか?排便について関心がないと、自分が便秘になっていることに気がついていないこともあります。毎日きんと食べで出すことが健康の基本となります。自分の体の健康について関心を持ち、食事や生活習慣を振り返ることは、自分自身の命を大切にすることにもつながります。お子さんやご家族で「おなかの健康」について話すきっかけにしていただく機会となることを願います。

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中尾美穂

【管理栄養士、栄養教諭】 栄養教諭として学校給食管理、食育指導の経験を経て、2008年に入社。 GR(グットリレーション)推進室に所属し、広報としてヤクルト製品情報やお客様からのお問い合わせ対応、おなかの健康と乳酸菌の関わりについての情報をお伝えしています。主に神戸市西区を中心に、健康お役立ちおもてなし事業のヤクルト工場見学や学校・保育園などで行う出前講座「おなか元気教室」の講師を担当しています。 《得意分野》元気うんちの出し方、おなかの健康づくりのお話
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