公開日: 2023年4月5日 - 最終更新日:2023年4月5日

専門家に聞いた!「質のよい睡眠」とは

浅田麻美子
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4月を迎え、春らしく穏やかな気候に心和む季節となりました。

春は生活の変化や季節の変わり目などにより、いつもより疲れを感じやすいという方も多いのではないでしょうか?

疲れを感じやすい時は、しっかり休養をとり、質のよい睡眠をとることが大切です。また、長時間の勉強や労働、生活スタイルの変化などにより、日本人の睡眠時間は減少傾向にあるとされています。

そこで、コロナ禍でも健康でお過ごしいただくためのポイントを、ご専門の先生にお伺いしました。

ご専門の先生に伺いました

医療法人社団 よこた内科クリニック 院長 横田先生より、「『Withコロナ時代』の健康づくりについて ~睡眠関連~」と題して、お話を伺いました。

よこた内科クリニック(明石市):明石市-よこた内科クリニック|内科・糖尿病内科・腎臓内科 (yokota-naika.com)

横田先生のご紹介

「『Withコロナ時代』の健康づくりについて ~睡眠関連~」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、今もなお世界中で猛威を振るっています。日本においても2020年1月16日に武漢から帰国した30代男性から初の感染が確認された後、急激に感染拡大し、日本人の生活様式すら変えてしまいました。コロナも天然痘のように絶滅させるのが最大の希望ですが、もうしばらくは困難であり、コロナと共存していく 『withコロナ時代』 を生き抜いていかなければなりません。

このwithコロナ時代で問題になっていますのが、健康二次被害です。健康二次被害とは、コロナ禍における自粛生活によって、毎日の活動量や人との関わりが極端に減ってしまった結果、免疫力の低下・肥満や生活習慣病の悪化・ストレスによるこころの病・筋力低下による転倒や骨折・認知機能の低下といった影響が生じることです。この健康二次被害を防ぐ基本対策として、①適度な運動、②正しい食事、③質のよい睡眠、④人とのかかわり、の4つが提示されています。中でも、感染症や免疫力と睡眠との関連は以前からよく報告されており、コロナ予防のためにも 『質のよい睡眠』 は非常に重要です。

コロナを防ぐための 『質のよい睡眠』 として、以下の9つのポイントに注意してみましょう。

1. 毎朝同じ時間に起床しましょう

2. 目覚めたら太陽の光を浴びましょう

3. 目覚めたら友人や家族とあいさつ・会話をしましょう

4. 朝食を同じ時間に摂りましょう

5. 日中は明るい環境で過ごしましょう

6. 適度な運動・ストレッチを取り入れましょう

7. 寝る前に入浴をしてリラックスしましょう

8. 寝る1時間~2時間前より照明強度を落としましょう

9. 寝床と居間と別にしましょう

乳酸菌のココロ4月号にも掲載しております

こちらの記事は、乳酸菌のココロ4月号に掲載分です。

まとめ

いかがでしたか?

スッキリと目が覚めない、眠りの質がよくないなど、睡眠に関するお悩みもさまざまです。

日中に適度な運動(ウォーキングやストレッチなど)をする習慣を取り入れると、程よく体が疲れて夜の寝付きがよくなったり、夜中に目が覚めることを減らすことにつながります。

感染症対策には気を付けながら、おいしいものを食べたり、楽しいと感じることを大切にし、「質のよい睡眠」をとることも心がけ、生活リズムを整えましょう!

 

 

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浅田麻美子

【管理栄養士、介護支援専門員】 管理栄養士として病院や保健センターで、給食管理・栄養相談などの経験を経て、2013年に入社。宅配事業部に所属し、ヤクルト商品情報やお客さまからのお問い合わせ対応、おなかの健康と乳酸菌のかかわりについての情報をお伝えしています。 皆さまの健康づくりにお役立ていただけるよう、健康情報をお届けしてまいります!
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