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腸を守って体を守ろう|あなたの腸タイプは?

こんにちは。人づくり推進室の堂山です。腸は生命に深くかかわる大切な器官で、栄養素を吸収するのも外敵と戦うのも腸の役割。「腸を守る」ことは「体を守る」ことです。今回はそんな腸のはたらきとトラブルについてお伝えします。

腸のはたらきを知ろう

腸には大きく分けて小腸と大腸があります。それぞれどのようなはたらきをしているのかご紹介します。

小腸のはたらき

・食べ物を消化し、体に必要な栄養素を吸収します。

・その他にも、外敵から体を守る働きを調節するなど重要な役割を担っています。

腸には体全体の半数以上の免疫細胞が集まっています。特に小腸には大腸よりも多くの免疫細胞が集まっており、異物の侵入を防ぐだけでなく、全身の免疫系の調節に関わっています。

大腸のはたらき

・水分を吸収して便をつくり、排出します。

・粘液を分泌し、便をスムーズに排出しやすくします。

大腸にはビフィズス菌や乳酸菌などの良い菌とウェルシュ菌などの悪い菌が住んでいます

腸でよく起こるトラブル

腸は食事や生活の影響を受けやすいデリケートな器官でもあります。腸でよく起こるトラブルをご紹介します。

便秘

女性や60歳以上の方に多いです。規則正しい食事と適度な運動を心がけ、乳酸菌やビフィズス菌を摂って腸内環境を整えましょう。

下痢

大腸で水分を十分に吸収されず、過剰に水分を含んだ水様便を排出する状態。下痢になった場合、脱水症状を防ぐために水分補給を心がけましょう。

過敏性腸症候群

検査をしても異常がないのに、突然腹痛が起こったり便秘と下痢を繰り返したりします。生活のリズムを整え、腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌を積極的に摂りましょう。

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に炎症が広がってしまいます。まだ原因が特定されていない病気で、特に20代に多くみられます。

あなたはどの腸タイプ?

ご自身の腸タイプをチェックしてみましょう!(参照:日本美腸協会オリジナル腸タイプシート)

ストレス腸

香辛料やカフェインの摂取量が多く、食事に偏りがある。自律神経が乱れやすい。

□リラックスする時間がなく、常に何かに追われている

□便の状態が日々、不安定

□眠りが浅いと感じる

□人に気を使いすぎると感じている

リラックスする時間をとり入れましょう。

ガス腸

肉やお菓子が好きで、早食いの傾向がある人に多いタイプ。上半身が太りやすい体質。

□おなかが張って苦しいときがある

□お菓子が好き

□お肉が好き

□常に口に何かないと寂しいと感じる

ぐっすり眠り発酵食品を増やしてみましょう。

たまり腸

水分や食物繊維が不足し、おなかまわりやヒップ、腰などが太りやすい体質。

□トイレをがまんすることが多い

□水分をあまりとらない

□炭水化物をほとんどとらないようにしている

□毎食食物繊維のある食事を食べていない

水溶性食物繊維と水分の摂取がカギです。

むくみ腸

塩分や砂糖、水分摂取のバランスが悪いことから、腸がむくんでいる状態。

□下剤を飲んでいるもしくは過去に下剤を飲んでいた

□代謝が悪いと感じる

□デスクワークや座っている姿勢が多い

□水分を多くとるけど、むくみが気になる

おなかをねじる動きが効果的です。

冷え腸

冷たいものやカフェインの摂取量が多く、腸そのものが冷えている虚弱体質

□おへそのまわりあたりが冷えている

□コーヒーやお茶を飲むことが多い

□おなかの筋肉が少ない

□腰やおしりの上が普段から冷たい

体をあたためる生活習慣をつくりましょう。

下がり腸

体全体の筋力が低下していて腸が下がり、おなかポッコリ。下半身が太りやすい。

□おへその下が出ている

□運動することが週1回以下である

□姿勢が悪い

□生理不順や生理痛がある

下腹部の筋肉を鍛え、消化のよい食事を。

腸についてのまとめ

生命に深くかかわる「腸」についてお話ししました。腸を丈夫にしておくことが何より重要です。