公開日: 2022年9月1日 - 最終更新日:2022年9月1日

防災の日|専門家に聞いた災害への備えとは

浅田麻美子
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9月1日は「防災の日」です。地震や台風、豪雨や津波・・・。天災はいつ、どこで起こるかわかりません。安全に避難することに加えて、避難した後のことを考えた準備も大事になります。皆さまは防災への備えは万全でしょうか?

「防災の日」とは

防災の日から1週間は「防災週間」として、国、都、区市町村、学校や関係諸機関の連携の下で、防災訓練など防災に関する各種行事が全国的に実施されます。

ご専門の先生にお伺いしました

兵庫県立大学 地域ケア開発研究所 増野先生より、「災害への備え」についてお伺いしました。

増野先生のご紹介

 

 

 

 

兵庫県立大学 地域ケア開発研究所:https://careken.xsrv.jp/careken/research.html

「できていますか?“災害への備え”」

 最近では毎年のように豪雨による水害が発生しています。災害が発生した時に、危険を避け、いち早く安全な場所に避難をすること、また、そのために、日ごろから避難場所や避難経路を確認しておくことは大変重要です。家庭や職場、町内会などで、ハザードマップの確認や防災・避難訓練などをしている方も多いでしょう。

安全に避難することに加えて、避難した後のことを考えた準備も大事になります。避難所での生活、あるいは、電気や水道、ガスなどのライフラインが止まった生活を考えてみたことはあるでしょうか。災害への備えは、「避難(安全の確保)」と「避難(被災)後の生活」の2つの視点から考えておくことが大切になります。

避難後の生活、特に、大きな被害によって避難生活が長くなる場合、慣れない不自由な生活が続くことがストレスとなって心と体の健康を害してしまう人が少なくありません。気分の落ち込みや不眠、筋肉や神経の緊張が高まることでの肩や首のこり、さらには心拍数や血圧の上昇など、ストレスに関連したさまざまな反応・症状がでてきます。

避難(被災)後の生活に備えて自分なりのストレス解消法を身につけておくとよいでしょう。簡単にできるのは、腹式呼吸法です。首や肩のストレッチも効果があります。日頃から、毎日時間を決めて、腹式呼吸やストレッチを取り入れておくと、避難生活の中でも役立ちます。また、非常持ち出し袋の中に避難先でもリラックスできるちょっとした癒しグッズを入れておくのもお勧めです。

腹式呼吸

 

乳酸菌のココロ8月号にも掲載しております

こちらの記事は、乳酸菌のココロ8月号に掲載しております。

次回は・・

普段から備えが大切ですね。地域の避難場所の確認、非常袋の点検、置き場所確認など、家族の誰もが把握しておくといいですね。

次回は、「災害時の避難生活に備えて ~エコノミークラス症候群予防~」についてです。

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浅田麻美子

【管理栄養士、介護支援専門員】 管理栄養士として病院や保健センターで、給食管理・栄養相談などの経験を経て、2013年に入社。宅配事業部に所属し、ヤクルト商品情報やお客さまからのお問い合わせ対応、おなかの健康と乳酸菌のかかわりについての情報をお伝えしています。 皆さまの健康づくりにお役立ていただけるよう、健康情報をお届けしてまいります!
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