こんにちは。GR推進室の中尾です。
夏から秋へと変わる季節の変わり目、だるさや食欲不振といった夏の疲れを感じる人も多いかと思います。寝てもなかなか取れない疲れの原因は、もしかすると肝臓がお疲れ気味になっているのかも!?夏場に喉の渇きを潤すのにビールをごくごく飲んでいた!という方必見!肝臓の疲労解消法についてご紹介します。
肝臓ってどんな臓器?
肝臓は人体最大の臓器で、栄養素の代謝や貯蔵、アルコールなどの有害物質の解毒、胆汁の生成など多くの仕事を行う非常に重要な臓器です。胃や腸で吸収された栄養素は肝臓内で利用できる成分に変えて全身に送ったり、必要な時に備えて貯蔵したりします。
代謝中に発生するアンモニアを無毒化したり、体内に取り込まれたアルコールや薬物、毒物といった体にとって有害な物質を分解し、排泄する役割もしています。また、消化に必要な胆汁の生成や分泌も行うなど、私たちの体にとって様々な働きを行っているとても働き者の臓器なのです。
肝臓が疲労するとどうなるの?
肝臓が疲労し肝機能が低下すると、栄養素の供給が滞り、体内の毒物や老廃物が排泄されずに蓄積されていきます。血行も悪くなり、倦怠感や疲労感などの症状があらわれます。肝臓の主な病気には肝炎や肝硬変、脂肪肝などがありますが、肝臓は「沈黙の臓器」といわれるほど症状があらわれにくいのが特徴です。
肝臓の疲労が溜まってオーバーワーク!とならないように、暴飲暴食といった肝臓に負担をかける食生活は控えることが大切です。日常的にアルコールを飲む人は、アルコールの解毒で肝臓に負担をかけています。週に2日以上は飲まない日「休肝日」を作り、アルコールを飲む量を減らすことも考えましょう。また、睡眠時間や食事時間が不規則な方は食生活が乱れやすくなります。1日3食、規則正しい食事を心がけ、就寝前など夜遅くの食事はなるべく控えるようにしましょう。
肝臓に良い食事のポイントは?
好きな料理が肉料理・インスタント料理、油っこい料理など特定の料理に偏ってしまうと、エネルギーや脂質を摂り過ぎる一方で野菜類が不足してしまいます。肝臓に負担をかけないためには、主食・主菜・副菜のそろったバランスのよい食事を心がけ、糖質・脂質・アルコールなどは必要以上に摂りすぎないように個人の適量に合わせた食事にすることが大切です。
主食:炭水化物は適量を守る!
ごはんやパンなどの炭水化物は、大切なエネルギー源ですが、とりすぎると中性脂肪となって脂肪肝などを招いてしまうことにも。1食分の目安量は、ごはんならお茶碗1杯、食パンなら1枚が目安です。玄米や胚芽精米などを利用すると、噛み応えもあり、満足感が得られやすく食べ過ぎを防ぐことができます。また、食物繊維には体内のコレステロールの吸収を抑制し、排泄を促す働きがあり、便秘解消にも効果があります。
主菜:良質なたんぱく質をとる!脂肪のとりすぎに注意!
身体に必要なたんぱく質は肝臓でつくられていますが、肝臓自体もたんぱく質でできています。肝機能が低下すると肝臓そのものをつくるたんぱく質も減ってしまいます。肉、魚介、卵、大豆などの良質なたんぱく質を毎食とることが必要です。脂質を摂りすぎないように、脂身の少ない肉、白身魚、大豆製品など低脂肪の食品を選びます。貝類やイカなどに含まれるタウリンには肝臓の働きを助ける作用があります。
副菜:野菜は1日350gを目安にビタミン・ミネラル・食物繊維をしっかり補給!
栄養素の代謝をスムーズに行うためには、ビタミンやミネラルが必要です。肝機能が低下するとビタミンの代謝が悪くなるので積極的にとるよう心がけます。野菜は1日350g以上を目標にし、このうち3分の1以上は緑黄色野菜でとります。ごぼうやれんこんなどの根菜類や切干大根、加熱することでたっぷり食べられる白菜などの野菜類、海藻やきのこなど低エネルギーかつ食物繊維たっぷりの食品で食事のカサを増やすのもおすすめです。
まとめ
肝臓に良いとされるものは、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれるものです。逆に、控えた方がいいのはアルコールやジュース、お菓子などの嗜好品や、脂っこい、高カロリーなものです。基本的には肥満予防や生活習慣病の予防と同じく、バランスよく、健康的な食事を心がけるのがポイントとなります。
仕事を頑張りすぎて疲れがたまってしまうのは、私たち人間も同じですよね。肝臓も働きすぎになると疲労が蓄積されていきます。オーバーワークとならないように、普段から肝臓を休ませ、労わる習慣もぜひ心がけてくださいね。
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