こんにちは。人づくり推進室の濵本です。夏休みがもうそこまで近づいてまいりましたね。夏休みの宿題と言われると、みなさまは何が思い浮かびますか?ついつい苦戦しがちな「読書感想文」が思い浮かびますよね(笑)夏休みにじっくり本を読むと、想像力を広げることができそうで素敵ですよね。
そこで今回は『読書感想文おすすめ課題図書3選』を紹介します。
小学校低学年の部「すうがくでせかいをみるの」
「すき」を通して世界を見つける絵本です。同じものを見ていても人によって感じ取ることは違います。何が好きで何が嫌いかは、自分で決めていいんです。そんな、自分の感性を引き出すこともできる絵本です。読み終わった後は、お子さまが「すうがく」を好きになっているかもしれません。
「すうがくでせかいをみるの」ミゲル・タンコ 作 福本友美子 訳 ほるぷ出版 定価1,760円(税込)
https://www.holp-pub.co.jp/smp/book/b589883.html
小学校中学年の部「この世界からサイがいなくなてしまう:アフリカでサイを守る人たち」
サイと密猟者、そしてサイを守る人たちの、知られざる戦いを知ることができます。南アフリカ共和国での現地取材を行った記者による迫真のノンフィクション作品です。そして、サイの密猟の問題から浮かび上がってくるのは、貧困や男女格差、人と自然との付き合い方などの世界が抱える問題です。これらはどれも「SDGs(持続可能な開発目標)」として近年掲げられている目標に密接に関わっています。このような、世界の問題を知るきっかけになる1冊だと思います。
「この世界からサイがいなくなってしまう:アフリカでサイを守る人たち」
味田村太郎 文 学研プラス 定価1,540円(税込)
https://hon.gakken.jp/book/1020532700
小学校高学年の部「捨てないパン屋の挑戦:しあわせのレシピ」
捨てないパン屋として評価される田村陽至氏の人と思想を、食品ロスの専門家として数多くの受賞を誇り、食品ロス削減推進法成立の原動力となった井出留美氏が活写しています。捨てないパン屋になるまでの葛藤を通じて、自然への深い愛情と、食品ロスなき未来への希望を描いたノンフィクションです。木や、動物などにも「命」があります。色々な「命」の大切さに気付く1冊になること間違いありません。
「捨てないパン屋の挑戦:しあわせのレシピ」井出留美 著 あかね書房 1,430円
https://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251073112
まとめ
読書感想文は、改めて読書の大切さに気付く機会になると思います。この3つの本は、小学生の課題図書に選ばれていますが、大人が読んでも心を打たれるものばかりです。お子さまの読書感想文を機会に、一緒に本を読んでみてはいかがでしょうか。