みなさん、こんにちは。GR推進室の中尾です。
今日は、兵庫ヤクルトおなか元気教室の1つ『ヤクルト発酵塾』というプログラムをご紹介します。夏休み中の小学生児童対象に、エリア内の児童館や学童クラブといったところで実施させていただきました。「発酵」とはどういう事なのか、牛乳・お酢・ヤクルトを使った実験を行い、わたしたちの暮らしを支える小さな生き物“乳酸菌”のパワーの秘密を学びます。お子さまの自由研究の題材にもオススメですよ~♪
発酵って何?
発酵はヨーグルトや漬物、味噌など、食べ物をおいしくしたり、腐りにくくして保存をよくするなど、目に見えない小さな生き物である菌がわたしたち人間にとって良い働きをすることです。一方、牛乳を冷蔵庫に入れ忘れて出しっぱなしにすると腐りますよね。食べ物の中で悪い菌が増えて、食べ物が腐ること、つまり人にとって都合の悪い菌の働きのことを「腐敗」といいます。どちらも同じ菌の働きですが、人間にとって都合がよければ「発酵」、都合が悪いと「腐敗」といいます。牛乳から作られる発酵食品であるヨーグルト、チーズ、乳酸菌飲料などは、乳酸菌の発酵のチカラを利用して作られた食べ物・飲み物なんです。
実験 乳酸パワーを調べてみよう
乳酸菌が発酵する際に作り出すのが“乳酸”です。乳酸が加わることで牛乳の味・におい・性質が変化していきます。では、牛乳に酸が加わるとどのように変化するのか?実験では、pH試験紙を使って食品の酸度を調べていきます。
まず、牛乳・ヤクルト・お酢(乳酸の代わりに使用)を使い、pH試験紙で酸度を調べます。牛乳とお酢を混ぜたものの酸度も調べ、味やにおいの変化を体験します。「あ!(試験紙の)色が変わった!どの色に近い?」「え!お酢混ぜるとこんな味になるの!!」と、好奇心旺盛の子どもたちは興味深々で実験に取り組みます。
乳酸菌とおなかの健康について
わたしたちの腸には腸内細菌という菌が存在し、乳酸菌もその1つです。おなかの中の乳酸菌は、腸内で発酵を行い乳酸を作ります。乳酸菌は腸内で有害菌が増殖するのを抑え、有害物質が作られるのを防ぐ働きがあります。一般的に食品に含まれる乳酸菌は、腸にたどりつくまでに胃酸や胆汁酸で殺菌されてしまいます。ヤクルトに含まれる乳酸菌 シロタ株は、強化培養された特別な菌で、胃酸や胆汁酸にも負けずに生きて腸までたどりつき、腸内環境改善に役立ちます。人の健康に役立つ食品として、乳酸菌を摂る飲み物として誕生したのが『ヤクルト』なんですね。
おなか元気教室の中では、腸内環境を整えて健康な身体を作るために食事・睡眠・運動といった規則正しい生活習慣を心がけることが大事であることもお伝えしています。
兵庫ヤクルトおなか元気教室では、子どもたちの健やかな成長を願い、健康に役立つ情報をお伝えする食育活動に取組んでいます。どんな内容か詳しく聞いてみたいな~と思われた方、ぜひ兵庫ヤクルトのおなか元気教室担当までお問い合わせください!!