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ストレス軽減ノウハウ~仕事との付き合い方~

こんにちは。人づくり推進室の濵本です。現在も、テレビ番組やSNSで取り上げられ大人気の「Yakult(ヤクルト)1000」。皆さまも、1度はお飲みいただけましたか?

今回は、ストレス軽減のノウハウ~仕事との付き合い方~についてお伝えします。

はじめに

私たちの周囲で起こるすべての出来事は、私たちにとってストレスとなります。そのストレスが大きくなり、また長期間継続することで、私たちの体の適応限界を超え、結果としてストレス関連疾患という心身の不調状態が発生することになります。

ストレスは、私たちが生きていく上で避けることのできないものですが、うまく対応することができれば成長にもつながります。ストレスに気づき、ストレスに対処することができれば、また、多くの人の支援を受けて適切に対応することできれば、人生を豊かに送ることができます。

もし、ストレスに押しつぶされそうになったら、専門家にいち早く相談して、大事に至らないようにすることが大切です。人生のスパイスであるストレスを自分自身でコントロールする術を身に着けることが、現代社会で求められているのです。

ストレスとは?

ストレスという用語は、もともと物理学の分野で使われていたもので、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力をストレッサーと言い、ストレッサーによって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。医学や心理学の領域では、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。

私たちのこころや体に影響を及ぼすストレッサーには、「物理的ストレッサー」(暑さや寒さ、騒音や混雑など)、「化学的ストレッサー」(公害物質、薬物、酸素欠乏・過剰、一酸化炭素など)、「心理・社会的ストレッサー」(人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など)があります。普段私たちが「ストレス」と言っているものの多くは、この「心理・社会的ストレッサー」のことを指しています。職場では、仕事の量や質、対人関係をはじめ、さまざまな要因がストレッサーとなりうることが分かっています。

ストレッサーによって引き起こされるストレス反応は、心理面、身体面、行動面の3つに分けることができます。心理面でのストレス反応には、活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)などがあります。身体面でのストレス反応には、体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠などさまざまな症状があります。また、行動面でのストレス反応には、飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故、ヒヤリハットの増加などがあります。

ライフサイクルと産業ストレス

仕事で経験するストレスの内容は、ライフサイクルによっても異なります。ここでは、厚生労働省による労働者健康状況調査(2012年)を参考にしながら、ライフサイクルに伴う仕事のストレスについて考えてみます。

多くの労働者は、20歳代前半から30歳ごろにかけて職業生活を始めます。これらの時期では、新しい職場環境に慣れ、仕事を覚え、人間関係を構築することが必要で、こうした課題に伴うストレスを自覚することが多くなります。また、仕事の適性に関する悩みが多いのもこの時期の特徴です。

30歳代は、職場環境や人間関係にも慣れ、職業生活も軌道に乗る頃で、周囲からの期待もしだいに大きくなってきます。これに伴い、仕事の忙しさや量的な負担についてストレスを感じる労働者が多くなるのがこの時期の特徴です。私生活でも、結婚や子どもの誕生といった大きな変化を経験し、こうした変化に対応することもストレッサーになることがあります。

40歳代では、周囲からの期待がさらに大きくなり、より高度な内容の仕事を求められるようになります。管理職などの立場で部下や後輩の管理業務を任される機会も多くなることから、仕事の質についてストレスを感じる労働者の割合も増えてきます。このほかにも、上司と部下との間での「サンドイッチ現象」によって人間関係のストレスを感じる労働者も少なくありません。

50歳代以降では、組織の中での能力や立場の差が顕著になってきます。会社や組織の中で中心的な役割を求められる労働者がいる一方で、そうでない労働者も出てくることから、人間関係で悩む人が少なくありません。また、定年後の仕事や老後の問題についても現実味を帯びてくるほか、自分自身の健康問題や両親の介護の問題などもストレッサーとなってきます。

ストレスへの対処

ストレスの軽減・緩和

私たちがストレスをうまく処理できないと、そのストレスは増幅され、心身の異常を発生させることになります。自分ひとりで対処できないようなストレス強度の場合は、特に心拍数や血圧の異常を引き起こし、そして、不安や恐怖などの心理的負荷を感じることになります。しかし、私たちは、これらのストレスに対して緩和するべくいろいろな対応を試みます。

ストレスに対処する行動をストレスコーピングといいます。
ストレスコーピングの分類としては、ストレスそのものに対する働きかけによってストレスをなくしてしまう方法、ストレスに対して自分自身ならびに周囲の人の協力を得て解決する方法、ストレスによって発生した自分の不安感や怒りなどの感情を周囲の人たちに聴いてもらうことによって発散する方法などがあります。

いずれにしても自分で対応しきれないストレスに対しては、自分ひとりで解決するよりは、自分の力と周囲の人たちの力を合わせて、よりよい解決の糸口を見出すことが重要です。また、日頃からストレスが発散できるよう、趣味や生きがいとなるものを持つことも必要です。そして、問題解決のために協力してもらえる人間関係の構築も重要となります。窮地に陥った時に相談できる人を持つことは、極めて重要なことです。私たちは人と人が作ったものから、そして自然からもストレスを受けますが、一方でそれらはストレスを癒す大きな存在でもあるのです。

相談

自分で対応しきれない大きな問題を抱えた時には、自分ひとりで解決するにはかなりの時間と労力を要することになり、結果として心身の不調を招くことになりかねません。そのような時には、信頼できる人や専門家に相談することが必要となります。仕事のことで行き詰まった時には同僚や上司に、心身の異常であれば医療の専門家に、金銭に係る法的問題であれは法律の専門家になります。相談窓口を設けている企業もありますし、また、公的な機関が相談窓口を設けていますので、専門家に相談することで問題解決の糸口を見出すことが期待できます

また、不安や心配が全面に出ている場合には、カウンセラーにまずは相談することが勧められます。多くの専門家に相談することで、解決に至る時間が短縮されたり、よりよい解決方法が見出されることになります。すぐに解決策が見出されない場合、自分で何とかしてみようとしたけれどもうまくいかない場合には、それぞれの専門家に相談することが勧められます。

具体的な対処

不快な職場環境によって、日々ストレスを感じている場合(たとえば受動喫煙)は、上司などに相談して、職場の環境改善に取り組んでもらうようにしましょう。上司が無関心な場合には、衛生管理者、産業保健スタッフに相談してみましょう。職場の環境改善には多くの人が関心をもっているので、改善に前向きに取り組んでもらえるでしょう。

人生において希に遭遇するような重大な出来事に直面するようなことがあると、その後にこころの不調に陥ることがあります。会社で大きな事故があり目の当たりに見てしまった、大事件に巻き込まれ悲惨な、耐え難い経験をした、などはその一例です。直面した時は「動転しているだけ」と思っていても、その後気分が落ち込み、眠れなくなるといった症状が現れることがあります。そのような場合には、カウンセラーや精神科医に相談し、早期に適切なアドバイスを受けることで、その後のこころの不調を予防することができます。

また、職場において上司からパワーハラスメント(いじめなど)を受けた場合は、職場の相談窓口で事情を話して対策を講じてもらったり、公的機関における相談窓口で相談したりするとよいでしょう。昨今の企業を取り巻く環境は厳しく、残業が増え、長時間労働で心身の不調に陥った場合には、産業医や医師の面接指導を受けることができます。

まとめ

ストレスとは?

普段私たちが「ストレス」と言っているものの多くは、この「心理・社会的ストレッサー」のことを指しています。職場では、仕事の量や質、対人関係をはじめ、さまざまな要因がストレッサーとなりうることが分かっています。※ストレッサー:医学や心理学の領域でいう、こころや体にかかる外部からの刺激

ライフサイクルと産業ストレス

仕事で経験するストレスの内容は、ライフサイクルによっても異なります

ストレスへの対処

・ストレスの緩和・軽減

自分の力と周囲の人たちの力を合わせて、よりよい解決の糸口を見出すことが重要

日頃からストレスが発散できるよう、趣味や生きがいとなるものを持つことも必要

・相談

信頼できる人や専門家に相談することが必要

・具体的な対処

職場の相談窓口で事情を話して対策を講じてもらったり、公的機関における相談窓口で相談

以上が、ストレス軽減ノウハウ~仕事との付き合い方~となります。何度もお伝えしておりますが、公的機関における相談窓口もございますので、抱え込まず相談するということを、心にとめていただければと思います。

出典

こころの耳

「ストレス軽減ノウハウ」 厚生労働省 2024.4.2閲覧

https://kokoro.mhlw.go.jp/nowhow/

 

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・⾷⽣活は、主⾷、主菜、副菜を基本に、⾷事のバランスを。
・本品は機能性表⽰⾷品です。特定保健⽤⾷品と異なり、消費者庁⻑官による個別審査を受けたものではありません。
・本品は、疾病の診断、治療、予防を⽬的としたものではありません。

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