免疫力を高めて病気に負けない体作りをするために、生活習慣をしっかり整えましょう♪今回は免疫力UPのポイントをお話します。
二段構えの防御体制
免疫の仕組みには「自然免疫」と「適応(獲得)免疫」があります。私たちの体はこの二段構えの防御体制で守られています。
自然免疫
生まれつき体内に備わっている免疫システムで、病原体が体内に侵入したときにその種類に関わらず、すばやく攻撃し、感染を防ぎます。体内で生まれるがん細胞などの異物を排除するのも自然免疫の仕組みです。
適応(獲得)免疫
自然免疫だけでは防ぎきれず、病原体に感染してしまうと、その病原体だけを排除する仕組みが発動します。この仕組みが適応(獲得)免疫です。一度感染した病原体を記憶し、次にその病原体が侵入したときにねらいを定めて攻撃します。この特徴を利用したものがワクチン(予防接種)です。
免疫力UPの生活習慣
体を温めよう!
体温を一定に保つと体の機能が正常に働き、病気にかかりにくくなります。反対に、体温が低い状態が続くと、基礎代謝が低下し、内臓などの機能も衰えるため、体調も悪くなります。
朝食をしっかり摂ろう
寝ている間に低下した体温をあげて脳や体を活動しやすい状態にしてくれます。
お風呂につかろう
ぬるま湯(38度から40度)を湯船に張り、へその辺りまでの半身だけを湯船につけて、汗が出る15分前から30分程度じっくりつかるのがおすすめです。
大きな声で笑おう!
「笑いと免疫力」に関する研究で、免疫細胞であるNK細胞が感情の影響を受けやすい性質があり、ストレスを受けているときは活性が弱まり、笑うことで活性が高まることがわかっています。
つくり笑いでも大丈夫
つくり笑いでもいいので、お腹から大きな声を出して笑ってもましょう。つくり笑いでも笑顔による筋肉の刺激が脳に伝わってNK細胞を活性する働きがあると考えられています。
バランスのよい食事を摂ろう摂ろう!
免疫細胞はとても新陳代謝が活発です。新しい細胞をつくるためにも栄養バランスは重要といえます。特に、たんぱく質は免疫細胞を含めた体を構成する細胞にとって基礎になる栄養素です。
良質なたんぱく質を摂りましょう
魚や肉、卵、大豆食品などバランスよく摂りましょう。
最後に
私たちの周りにはたくさんの細菌やウイルスが存在し、鼻や口から簡単に体内に侵入してきます。体を守るために、生活習慣を整えて免疫力を高めておきましょう。
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