こんにちは!人づくり推進室の徳永です。私たちの体と心の健康のため、睡眠はとても大切なものです。「十分な睡眠を取りましょう。」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ですが、「十分な睡眠って何時間?」「しっかり寝たら具合が悪くなってきた…」と、十分な睡眠というものに対して疑問を抱いた方も、中にはいるかと思います。今回は最適な睡眠時間についてご紹介していきます!
日本人の平均的な睡眠時間は?
日本人の成人の標準的な睡眠時間は、年齢が大きく関わっています。個人差はありますが、10代では、8~10時間、成人以降50歳代までは、6.5~7.5時間、60歳代以上で平均6時間弱と、高齢になるほど必要な睡眠時間が短くなることが分かっています。それほどの時間眠れていて、日中の眠気で困ることがなければ、十分な時間眠ることができていると考えて問題ありません。
毎日を快適に過ごすためにできること
毎日忙しく、なかなか睡眠時間を取るのが難しいという方は、平日6時間以上眠ることがおすすめです。
睡眠を6時間以上取ると、日中の眠気と疲労感が改善し、ストレスを感じにくくなり、うつ状態に至るリスクを減らすことができたり、風邪などの病気にもかかりにくくなるという研究結果が出ています。
週の真ん中や週末だけでもいつも以上に長い睡眠時間を確保し、睡眠不足が蓄積しないようにしましょう。
自分の最適な睡眠時間を知るためには?
目安はありつつも、中には「平均の睡眠時間を取っているのに日中眠気を感じる…」「平均の睡眠時間より短い時間しか寝てなくても、問題がない」という方もいます。睡眠時間も睡眠サイクルも人それぞれです。
自分の最適な睡眠時間を知るためには、少なくとも一週間、目覚ましをかけることなく、自然と目覚めるまで眠る生活を続けてください。ポイントは、就寝時間はできるだけ一定にすることです。昼夜逆転しないよう、生活リズムを整えられる環境下で行なってください。自然と眠り、自然と目が覚める日を繰り返すことで、自分に必要な睡眠時間がみえてきます。その定まってきた睡眠時間こそが、その人にとっての理想の睡眠時間です。ただし、女性は生理中でないときに行ってください。
まとめ
現代の日本は忙しい方も多く、なかなか十分な睡眠時間を取ることは難しいかと思います。しかし、睡眠時間が十分でないと、仕事や日々の活動のパフォーマンス低下や、さまざまな病気の原因にもなってしまう可能性があります。睡眠時間は確保できるように普段から心掛けていきましょう。ですが、睡眠は量だけでなく、質も大切です。生活習慣も見直しながら、健やかな毎日のためにも普段から量と質の両方が良くなるように、意識していきましょう。
参考文献
西川公式サイト『7時間とは限らない!?専門家が教える「理想の睡眠時間」の見つけ方』
https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20230731202417/
厚生労働省 こころの耳『eラーニングで学ぶ15分でわかる働く人の睡眠と健康』
https://kokoro.mhlw.go.jp/e_sleep/data/e-learning.pdf